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#21 親切な人たち

自分で言うのもなんですが、僕はそれなりに人を思いやる心を持っている結構まともな人間でじゃないかと思います(ダフ屋やるような奴が何言ってんだ?って感じでしょうか。この件はなかったことに…)。それは、幼少の頃から両親や祖父母などまわりにいてくれた人たちから、教えてもらったり、注意してもらったり、時には怒られたりして身についた僕の財産だと思ってます(感謝)。

トロントに住んで感じたことは、みんなとても親切だということ。電車やバスに乗るときに「お先にとうぞ」なんて言葉を何度かけられたことか。日本では我先にと横入りして乗り込んでくるような光景が多かったんですけどねぇ。また、ビルの入り口のドアも、開けたら次に入る人が来るまでドアを持って開けててくれるの。すぐ後ろにいる時はもちろん、僕がまだドアまで5〜6mくらいありそうなところを歩いてても、にっこり笑ってドアを開けて待っててくれるんだよね。友達でもなんでもない、たまたまそこを歩いている知らない人にだよ。日本では自分が通ったらもう知らないっていう状態だよね。エレベーターに乗っても違うんだよね。階数やドアの開閉ボタン前に立っている人はほぼ確実に、人が乗り降りしている時には「open」ボタンを押しててくれるし、乗ったら「何階ですか?」って聞いてくれる。これまた、日本ではボタンの前にただボーっと突っ立ってるだけの人が多いし、こっちから「○階お願いしまーす」ってでかい声出さないと行きたい階にいけやしない。いや、逆に後ろのほうから無言で手を伸ばしてきて、ボタン押す人が多いかな。これはこれでかなり変だよね。

日本の悪口ばかりになってしまった。僕は日本人で、日本が大好きだけど、こういうところって直したほうが良いよね。なんかすごく思いやりがなく、自分のことしか考えてないように思えてならないな。サッカーのワールド・カップなんかでは、「日本のサポーターのマナーはどこの国のサポーターよりも良い」っていう報道が結構あって、僕もうれしく思うんだけど、だったら普段の身近な生活の中でもちょっと実行してみようよ。ちなみに、僕はちゃんとやってますよ。もちろん、至らないところもあるとは思うけど、努力してます。エレベーターではちゃんと「開」を押してあげてますし、ボタンの前に立ってるのに何もしない人には遠慮なく開けておいてくれるように言います。まぁ、これで喧嘩になったことがあるんですが、僕は間違ったことはしてないと信じてるんでこれからも続けますよ。皆さんもちょっと考えてみてください。

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